昨日から明日まで3日間、外国人VIPご夫婦のガイドです。

昨日は、築地市場の「マグロのセリ」に早起きして行きました。

日本橋のホテルを4時半に最新型のベンツで出発です。(私は3時半にタクシーで家を出ました。)

マグロのセリ(Tuna Auction)は、一昨年から昨年にかけて一時、見学禁止になったこともありますが、今はまた見学できるようになりました。

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見学者入口は5時に開きます。大勢の外国人が見学に来て、見学エリアは5分くらいで満員になりました。もちろん、立ちっぱなしで見なくてはなりません。

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大勢の中卸業者の人達が、時間をかけて冷凍マグロをチェックしています。
切られた尾の身を、先のとがった金属で少し掻きとって、指でこすってみたりじっと眺めたり・・・あれで品質がわかるなんてすごいです。指が冷たくなると「ゆ」と書いた容器に指をちょっと入たり、何やら小声で相談していたりして・・・その様子を見るのは確かに興味深いです。

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以前は生マグロのセリも見られたけど、今見学できるのは冷凍物だけです。

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5時半になって、やっとセリが始まりました。カランカランという鐘が鳴ると、セリ人が台に上り「オーッ!」とか「ワーッ!」とか言う声(うまく表現できない)に周りの手が上がり、ものの3分くらいで、一箇所7、8尾のマグロが競り落とされます。一尾、百万円から数百万円が3分くらいの間に売れてしまうのです。セリ人はこの体育館みたいなところに10人以上いて、そこここで、鐘が鳴ったり声がしたりしています。(何回も来ているのに、夢中になってしまって、肝心の写真を撮り忘れ。。。)

シャッターに近いところから始まって、その場所のセリが終わると、舞台の幕が上がるようにシャッターが開きます。そして、瞬く間に売れたマグロが運び出されていきます。
まるで、オペラか歌舞伎を見ているようです。(ちなみに昨日の午後は歌舞伎も見ました。)

6時過ぎにセリが終わりました。体育館みたいなところにいっぱいに並べられていたマグロがあっという間に運び出されて、何もなくなってしまいました。億のお金が毎朝このように動いているのですね。

セリ場を出て、場内の中卸のお店見学です。
競り落とされたマグロが次々運びこまれてきています。
「ジャマダヨー」なんて言われながら、まだピクピクしている色々な魚や、めずらしい貝を見て歩きます。”お仕事の場に遊びに来てごめんなさい”と思いながらも、楽し~い。

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ターレ(魚を運ぶ車)がガンガン走るので、ここで、ガイドが一番気を遣うのはお客様の安全です。
無事に終わってよかった!
朝食はもちろん、新鮮でおいしい「マグロのお鮨」をいただきました。

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